あなたは即興で相手を批判できますか?即興で絶対的に褒め、絶対的に批判する。
「あなたは即興で相手を批判できますか?」と言われるとあまり自信がない。
逆に、「あなたは即興で相手をほめることできますか?」と言われると、結構、自信がある。
批判するにしても、ある程度、相手ではなく、周囲にその批判がまっとうなものであるということを納得してもらえるようなものにしたい。
そのため、批判にはある程度、その対象に対する情報が必要だと思います。的外れな批判をして、後でそれに気づくと恥ずかしくなってしまう。だからだいたい、批判するときは「私が間違っているかもしれないけど」と付けくわえることになり、インパクトに欠ける批判となる。
逆に褒める時は、それが的外れであっても相手には喜んでもらえるし、相手がこうあるべきだということ「そうある」という設定でできるだけ肯定的に分析して褒めるという対応ができる。
褒めるときに、自分との相対でポイントのやり取りのように感じる人がいる。そして、そういう人は批判することが自分のポイントなると考える。
褒めるということは、基本的に自分の分析力の幅を披露する場と考えると、絶対的な褒め方ができると思う。「誰かと比べてどうか」ということではなく、「こうあるべき状況に対してどうあるか」というところを見れるようになる。
そう考えると批判するには常に情報が足りないように思えてくる。そこで、よくやるのは、状況に対して、その雰囲気がマッチしているのかどうかという部分の批判だ。ファッションやたたずまいや言葉の使い方についてのセンス的なもの。ただ、そのセンスが自分自身に批判できるほどないという矛盾に立ち向かわなければならない。
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電車の中で他人の子供を叱るほどのエネルギーはない。
あるひと時の現象のなかに居て、自分の感覚と大きく食い違っている時に、どのように振る舞うかというところで、社会的な成熟度を見ることができる。
- 幼稚園児だったら、「いやだ!いやだ!」と騒ぎ立てる。
- 小学生だったら、「違うだろ」と感覚的に意見を言うかもしれない。
- 中高生なら、「私の方が正しいだろ」と自分の考えを述べるかもしれない。
- 大学生なら、互いに論理的な相違を見つけ、正解を見つけようとするかもしれない。
- 大人だったら、背景を理解し、問題を分析し、多くの妥協点の中から、互いにより良い収めどころを探そうとするかもしれない。
今日の朝の自分はどうだったか?
背景も知っているし、問題も理解している。
それでも面倒で、時間をかけるのが無駄に感じて、さらには、前回からの成長が感じられないことに腹が立ち、その人を除外するという選択をしてしまった。ただ、「冷却期間を置く」と言葉を言いかえると正当化することができる。
「大人だったら」に付け加えると
- 大人だったら、背景を理解し、問題を分析し、多くの妥協点の中から、自分に有利なような言葉を選び、権力を利用し、自分の決定を正当化するかもしれない。
小学生相手に難しことを教えながら、目的に関係ない中学生みたいな大人に、難しいことを教えなければならない。
最近は、電車の中で他人の子供を叱れない人が多いと言われる。そんなにエネルギー無いから。
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思いでは創造行為の終着駅であり、スーパースターが指導者として成功できない理由でもある。
文章を「書ける人」と「書けない人」のちがいということで、文章を書くということは「0を1にするということ」ではなく、「100を1にするということ」だということ。
皆0を1にするということはできずに、5を1にしたり、20を1にしたりしていると思う。2を1にしているような記事や言葉には多くの人が反論したくなるという法則もある。
ここで、何かを教えるということに転じると、指導するということは、「0を1」にしようともがく人に、1つづつ知識を積み上げさせ、「5を1」に、「10を1」にというように選択肢や前提知識を与えていくということだと思いました。
そして、何を教えるかという段階でも、「5を1にする」に、「10を1にする」というようにして、毎日少しづつ蓄積した知識をまとめるということが重要になる。「100を1にする」ということを目指し続けることが大切だ。
素晴らしい経歴を持ったスーパースターが指導者として成功できないケースは知られている。それこそ、「経験はすぐに枯渇する」ということであり、藤子・F・不二雄の「思い出を引っ張り出して出来上がった料理は大抵がありふれた学校生活を舞台にした料理」という話で理解できると思う。「思い出の冷蔵庫」は当人とそのファンに素晴らしいものかもしれないけど、指導される側はより多くのものを欲している。
寿司屋は、寿司の味でしか評価されない。
指導者は、指導した期間の選手の成長でしか評価されない。はず。
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「なぜ、そこに居るのか」。漠然とした彼らに、その強さが存在感となる。
生きていく上で行動を求められるということは常にある。時間は常に動いているので、自分が動かないという選択を取るということも1つの行動のための意志決定になる。
小学生の早い時期から夢を持って、何か目標を持って行動してきた人、その場所に居ることに意味を持ち続けてきた人と、そうでない人とでは、結果は大きく違ってくる。
生真面目な人だったら時間を守り、居るべき場所に居ることはいるかもしれないけど、そこで、最終的な目的のために戦略を持ち、戦術的に動く人とは大きな質の違いを見つけることができるし、なんとなく多くの人も違い感じることことができると思う。
今、真面目な一人の人間だけど、1つの行動に戦術がない。昨日は、1つ戦術を手に入れたように見えたけど、良い方向に流れただけのようにも見えた。ただ、その成功体験はしっかりと認識させる必要があるように思える。そして、それを技術として定着させることで、上を見ることができる。
1つの体験からその世界を知り、1つの技術からその世界観に魅せられるということがある。
遅いのか早いのかわからないけど、1つの世界に足を踏み入れようと境界に近付きつつある。早くそこに気づいた子は12歳の今、海外で生活している。いまその時が来たんだと思う。
「なぜ、そこに居るのか」、漠然とした彼らでも感じることができるものを示さなければならない。その強さが存在感となる。
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「U-17W杯」教室で手を上げるような生徒ばかりを集めた吉武塾の志は本当に高いのか?
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u17がUAEで行われているFIFA U-17ワールドカップで頑張っているらしい。
さらに、平均身長で10センチ近く差のあるロシアなどを破っているらしい。
一見すると「弱者が強者を破る」「柔よく剛を制する」「身体能力より頭脳」というように、片方にレッテル貼りをすることで、素晴らしいもの様に聞こえる。
そして、
「高さ対策云々ではなく純粋にサッカーの質での勝負にこだわる監督の姿勢、志の高さはリスペクトしておきたい」
「キック&ラッシュで勝ちに拘る指導者の志の低さ」
という話になる。
実際の話でいうと、身長が高くても、戦術理解が高く、技術が高ければ、その選手を使ったはずだし、逆もそうだろう。
しかし、「やりたいサッカー」をやるための選手選考の過程で低身長の選手たちを選ぶことになったはずだ。
U17のレベルでは、まだまだ海外も戦術的に成熟しておらず、試合の中での局面も限られるし、駆け引きも限定的なものとなる。要は、寄せ集めで、やりたいようにやっているレベルだということ。
要は、U17のレベルでのサッカーの質を高めるために、10年後にメンバーにも入れないようなセンターバックやボランチ、フォワードに経験を積ませ、そこを犠牲にして、中盤の選手を育てるという育成の結果が現在の日本の立ち位置を作っている。
「自分で考えさせる」という指導は、公立小学校の教室の中で起こっていることがそのまま再現される。活発で積極的な1/4の生徒が考え手を上げ、参加し、成長している横で、休み時間のドッヂボールにしか興味のない上の空の生徒がいる。
教室で手を上げるような生徒ばかりを集めた塾で、先生の志は高いと言えるだろうか。
選手が選べないからフィジカル重視でキック&ラッシュをする指導者と選手が選べるからポゼッションサッカーをする指導者。立場が違うだけで、志には違いが見えない。立場と責任が変われば、同じになるだろう。
組織には、必要な幅があり、高さがあり、深さがある。日本のサッカーはこれからだ。偏狭なメディアはいつも大衆の内面をえぐってくる。
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ヤフーはもっとおもしろいものを動かしてほしい
ヤフーが無料化を発表してインパクトを与えたけど、時間がたつにつれ、いろいろな分析がなされている。「楽天を攻撃する」という話から「戦いから逃れて、違うゲームで戦い始める」ということまで、発表されている情報からその戦略を探ることは楽しい。
その中で戦いのルールを変えるという部分について、楽天を敵と見るのではなく、グーグルを敵と見るということについて違和感を感じる。
無料化された情報に力を与えるということはすごく難しく、そこには特別な技術が必要になる。グーグルはそれを分析する技術に世界一の資源を投入している。そして、楽天は数百人からそれ以上の技術者で力を与える努力をし、その信頼性を販売している。
twitterは、他人のごみの山から自分の食べれそうなごみを拾う場所で、LINEは、仲間内で時間を貸し借りするところだすると、それぞれに、おもしろい。
結局、物の価値は評価するものに依存するけど、それは幅の話で、相対的に、より価値の高いものが力を持つ。
ヤフーはもっとおもしろいものを動かしてほしい。
目的を持ってそこに居るための状況判断
状況を理解するために、見るということが必要になる。さらに、それを頭の中に保存し、整理する必要がある。そして、その整理されたイメージを5秒おきに更新しつつ背景として、現在の状況に重ねる。そうすることで、対象の方向性を知ることができる。
ただ、対象も同じように現在の状況を見ているなら、どちらかが思考の対戦において、硬直してしまう瞬間があり、その瞬間が差をわける。
フィールドを切り取った3次元の世界からタイムアップまでの時間を持った4次元の世界を俯瞰することこそがスポーツの観戦のだいご味であり、スポーツをプレーする楽しさであり、親が子供にスポーツを習わせる目的だと思う。
そして、それは何かを学ぶということに共通しているものだと感じる。「ただそこに居るということ」と「目的を持ってそこに居る」ということは全く違う。
目的を持っていても、自分で決定する決意がなければ、存在する意味は小さくなる。存在する意味を大きくするのが人生なら、まだまだ昨日は成長過程だったということだと思う。
少しづつだけど、そこに居る目的を知りつつある。