電車の中で他人の子供を叱るほどのエネルギーはない。
あるひと時の現象のなかに居て、自分の感覚と大きく食い違っている時に、どのように振る舞うかというところで、社会的な成熟度を見ることができる。
- 幼稚園児だったら、「いやだ!いやだ!」と騒ぎ立てる。
- 小学生だったら、「違うだろ」と感覚的に意見を言うかもしれない。
- 中高生なら、「私の方が正しいだろ」と自分の考えを述べるかもしれない。
- 大学生なら、互いに論理的な相違を見つけ、正解を見つけようとするかもしれない。
- 大人だったら、背景を理解し、問題を分析し、多くの妥協点の中から、互いにより良い収めどころを探そうとするかもしれない。
今日の朝の自分はどうだったか?
背景も知っているし、問題も理解している。
それでも面倒で、時間をかけるのが無駄に感じて、さらには、前回からの成長が感じられないことに腹が立ち、その人を除外するという選択をしてしまった。ただ、「冷却期間を置く」と言葉を言いかえると正当化することができる。
「大人だったら」に付け加えると
- 大人だったら、背景を理解し、問題を分析し、多くの妥協点の中から、自分に有利なような言葉を選び、権力を利用し、自分の決定を正当化するかもしれない。
小学生相手に難しことを教えながら、目的に関係ない中学生みたいな大人に、難しいことを教えなければならない。
最近は、電車の中で他人の子供を叱れない人が多いと言われる。そんなにエネルギー無いから。
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