目的を持ってそこに居るための状況判断
状況を理解するために、見るということが必要になる。さらに、それを頭の中に保存し、整理する必要がある。そして、その整理されたイメージを5秒おきに更新しつつ背景として、現在の状況に重ねる。そうすることで、対象の方向性を知ることができる。
ただ、対象も同じように現在の状況を見ているなら、どちらかが思考の対戦において、硬直してしまう瞬間があり、その瞬間が差をわける。
フィールドを切り取った3次元の世界からタイムアップまでの時間を持った4次元の世界を俯瞰することこそがスポーツの観戦のだいご味であり、スポーツをプレーする楽しさであり、親が子供にスポーツを習わせる目的だと思う。
そして、それは何かを学ぶということに共通しているものだと感じる。「ただそこに居るということ」と「目的を持ってそこに居る」ということは全く違う。
目的を持っていても、自分で決定する決意がなければ、存在する意味は小さくなる。存在する意味を大きくするのが人生なら、まだまだ昨日は成長過程だったということだと思う。
少しづつだけど、そこに居る目的を知りつつある。