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サッカーを例に組織を強くする方法を書こうとしたら、ただの基本的な現状の整理になった。

組織を強くする方法として、サッカーを例に取るとスタメン11人と交代要員4人で15人でチームとすると

  • 有能な15人を集める。(ジュニア)
  • 普通の30人を集め、その中から有能な15人を選抜する。(クラブチーム)
  • 普通の15人を育てる。(町クラブ)

という方法がある。

普通の15人、有能な15人と言っても、その中での個体差があり、リーダーとなるものと落ちこぼれてしまうもののように差が出る。さらに経験の分配によって一部の選手の差を埋めるということはできる。

ある県を例に取ると、5000人のプレーヤーがいて、500人の選手がいる。4つのジュニアに50人の選手がいて、4つのクラブチームに150人の選手が所属している。残り300人の選手が町クラブに所属している。

500人の選手の中にトップレベルの選手が毎年20人いる。4つのジュニアに2.5人づつの10人が所属し、4つのクラブチームに各一人づつの4人がクラブチームに所属している。残りの6人のうち、3人を得ることができれば、ある県で優勝することが可能となる。

ある県で上位50チームの50人の指導者は、

その指導力で

  • 1/15を10ポイント
  • 2/15を7ポイント
  • 12/15を3ポイント

上げることができる。

現状で上位50チームの指導者の指導力の差は、指導クラブに関係はなく、誤差の範囲でしかないので、

ただ、50位以降のチームの指導者は選手にマイナスなので、ほとんどの場合、1チーム分の選手がいることで50位以内をキープすることができる。

ここから、1位を目指す段階で素材の差が壁となる。そして、組織というものに目を向ける必要が出てくる。

先に紹介した指導力の差によって、4年生、5年生で移籍が必要な上位の能力者が20人いる。地域的な関係で各チームの5人づついると言っていい。

自チームで育てたトップレベルの2人の選手に3人の上位の選手を移籍によって受け入れることができれば、1位をとることができる。実際はそんなことはなく、うまくいって育成2人、移籍2人となる。それで、ジュニアと互角の戦いができるけど、そこまでとなる。

現状の整理ばかりになったけど、

  1. 初期戦力の育成で4年までに地域でトップレベル結果を出すこと。
  2. 移籍による親・選手の負担の少ない組織にすること。

結局、あたりまえだけど、コストを減らし、利益を多くするという発想をもって組織を作っていくことが重要になる。表面的なコストだけに目をとらわれて、負債に身動き取れなくなっているチームも多い。

だらだらと終わってしまった。