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野球の「沈黙の10年間」、サッカーの「沈黙の10年間」、柔道の「沈黙の10年間」、体操の「沈黙の10年間」

「沈黙の10年間」と「意図的な練習」というキーワードが成功する秘訣らしい。

モーツアルトでも10年間意図的な練習を続けることなしには、多くの有名な作品を生み出すことはなかったと言われています。

「沈黙の10年間」とは、簡単に言うと下積みの時代ということだと思います。そして、「意図的な練習」とは、目標を持った、何かを改善し、成長するための練習ということだと思います。

スポーツで言うと、ただ公園でボールを友達と追いかけるということではなく、プレーの中でどのような課題があり、それを克服するということを意識して集中して練習するということだと思います。

小学生になって始めたスポーツがあり、現在、6年生だったら、6年経過したことになる。後は、中学の3年で9年なので、高1の段階でほとんど完成しているということになる。

そういう意味では、多くの子供が生涯のスポーツを始める小学生の6年間はすごく重要だということがわかると思います。

小学生では、「好きになること」「楽しむこと」が大事だと言われる。何かを意図的に学ぶということは本来楽しいことだけど、自分のできないことをできるようにするという喜びを感じられるようになるまでにはなかなか大きな壁がある。

ただ、「意図的な練習」というものを取り入れていくということは重要なことだと思います。

有名な選手の多くは、「あの人はいつもあの練習をしていた」という逸話が残っているものです。同じ練習を周りの人に覚えられるほどに練習するということは多くの人にはできないことだと思います。

なぜそれができるのかというと、その人にとって、その練習がいつも同じ練習ではないということだと思います。小さな外から見ていてはわからないような、違いの部分を日々修正し、感じているということだと思います。

それが「意図的な練習」だから「沈黙の10年間」を過ごせるということだと思います。

野球の「沈黙の10年間」、サッカーの「沈黙の10年間」、柔道の「沈黙の10年間」、体操の「沈黙の10年間」。自ら「沈黙の10年間」を過ごせる天才ではなくても「意図的な練習」をやらせることのできる指導者がいればすばらしい作品を生み出せる、のちに天才と呼ばれる人間になれるということでもあると思います。

勉強でも「意図的に学習する」ということができるようになれば、「沈黙の10年間」を過ごせるのかもしれない。

現在は、意図的に実践するということで、「意図的な練習」の機会を増やすことに挑戦しています。 

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