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「教える」ということと「考える」こと

「教える」ということと「考える」ことは、別のことのようで、関連していることでもある。

ある人は、「教える」ということと「考える」ということを、「どちらが正しいか」と考えているようだけど、そういう考え方には意味がないと思う。

何を知っていて、その知識を利用するために、現状をどのように観察すべきかを知り、それを実践する技術が必要になる。

前提の知識を得るためには、誰かに教えてもらうのが一番効率が良い。それから、参考書や動画などで知識を補完すると、さらに定着させることができると思う。

そして、次の現状の把握については、前提知識が理解され、整理されていれば、自分でどこを見ればよいかを考えてもいいし、その結果、現状認識が十分でなければ、教えてもらえばいい。

知識を得て、現状を正しく認識できていて、それでも技術の習得をおろそかにするなら、それはやる気がないと本人が責められると思う。

これは、個別の個人的な問題への向き合い方で、スポーツなどに応用できる。というか、スポーツから学べることあと思う。

個人を育てるときに、「自分で考えろ!」「考える力を養うことが大事」だと言われる。しかし、現状に対応するための組織の戦術が確立されていなければ、個人が独立して行動することは難しい場合が多い。

  1. 前提知識
  2. 現状の認識方法
  3. 実戦の技術

 

いちばんやさしい教える技術

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